
救助の手が足りない事実
震災及び災害で、餓死者が多い事実を知っていますか?
命からがら災害から生き延びても、その後の生活は後回しにされる場合があります。
ここでは非常食の大事さについて、お話させてください。
東日本大震災時に、茨城県の方が悲痛なメッセージを送りました。
非常食がありません。このままでは餓死や脱水症状になる方が大勢出ます。
東北が酷いのは分かりますが、こちらにも 救援物資を至急お願いします。
岩手の内陸部に住んでいる方は・・・
地震から六日目、まともな非常食はない。
いまだに水すらないって 悲鳴のようなメッセージがかなりある。
餓死の可能性が現実になってきたよ。
実際、このような大きい災害では、救助の手や非常食が足りず「せっかく助かった命が消えてしまった人」も少なくなかったそうです。
救助の方も、決して後回しにしようと思っているわけではないのですが、手が足りない場合は優先順位がどうしてもついてしまいます。
被害の大きい地域やどうしようもない状況で耐えている人たち・・・避難所にいるからとりあえず安全とされてしまっている場合があります。
こんなときのために非常食は大事です。非常食はあったほうがいいのです。
そして非常食は、あなたの命だけを救うものではありません。
石巻赤十字病院の食料難の話
宮城県石巻市赤十字病院の話を知っていますか?
東日本大震災時、災害で傷ついた人が、石巻赤十字病院になだれ込みました。
しかしライフラインが途絶え、食料や物資の郵送手段も絶えてしまったのです。
3.11震災発生後、わずか1週間で食料が途絶えました。
「入院患者の食料がない」と、職員がテレビやネットで食料難を訴えました。
しかし災害の大きい地域から優先して食料の配給をしていたため、被害の少ない石巻赤十字病院には、食料の配給がわずかしか届きませんでした。
当時、病院内の人々が口にしていた大事な食料は、
1日/おにぎり1個・パン1個です。
1食じゃなく、1日分です。
そんな状況を見かねた周辺住民が、ツイッターやフェイスブック、質問サイトで大事な食料をわけてほしいと訴えました。
近隣住民が、少ない大事な食料を病院まで歩いて持っていったと言います。
私も経験しましたが、食料が無いという事実は人を死の恐怖に叩き落します。
この恐怖は人間の本能なのかもしれません。
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だからやっぱり非常食は大事、本当に大事!
一時的に避難所に身を寄せても、状況が落ち着けば帰宅することもできるかもしれません。
そんな時に非常食を備蓄しておけば、空腹をしのげます。
あなただけじゃありません。
石巻赤十字病院の事件のように、大事な食料がたくさんあれば誰かに分け与えることも可能です。
お年寄りや、子供にも、のまず食わずで被災者の救助にあたった方にも、あなたの非常食の備えで誰かの飢えを凌ぐことができるかもしれません。
あなたの備えで誰かの大事な命を救えることができるかもしれません。
飢えは本当に、恐怖です。