ある程度の食料と水は絶対に備蓄しておくべき

shokuryou

【被災者の声】ある程度の食料と水を備蓄しておくべき

我が家は、先の東日本大震災で被災しました。家屋や家族に被害がなかったのは不幸中の幸いでしたが、その後の生活は大変でした。

電気・ガス・水道がストップした上、地域一帯がガソリン不足に陥ったためです。

特に苦労したのは、食料と水がなかったことでした。地震当日の夜に我が家にあった食べ物は、本当にごくわずかでした。

前日に作った野菜の煮物・炊飯器に残っていた一膳分のごはん・数袋のスナックだけです。

五人の家族がそれらを少しずつ分け合い、ろうそくの明かりの中で食べました。一向に消えない空腹感と不安は、今でも忘れられません。

ライフラインの寸断によって食材の運送もできず、スーパーもコンビニもすべて営業を停止していました。外部から食料や水を得るのは不可能な状態に陥ったわけです。

それから四日間ほどは、冷蔵庫の中のものを懸命に使い回しました。反射式の石油ストーブをつけて魚の干物を焼いたり、鍋をかけて卵をゆでたりしたものです。他にも鶏肉や冷凍食材があったのですが、電気が来ない状況下では冷蔵庫内で変質している恐れがあります。それらを食べることは諦め、ひたすら空腹に耐えました。

水に関しても、我が家には野菜ジュースの一リットルボトルが一本あるだけでした。地震の翌日に近くの公民館へ給水車が到着し、住民たちが長蛇の列を作りました。もらえる水の量も一人一リットルと制限され、家族総出で行列しては水をもらう日々が続きました。

今になって強く思うのは、「ある程度の食料と水を備蓄しておくべき」ということです。

我が家でも災害時に備え、非常食やミネラルウォーター、缶詰、カップラーメンなどを準備しています。天災はいつ来るか分かりませんので、日頃から対策を取っておくことをお勧めします。

非常食はないと絶対に困ります。

 

(東日本大震災・被災者)